長距離走者のひとりごと

DCT−65190が鉄道趣味とマラソンと京都サンガ、そして日頃思った事を書き込んでいます。
(容量の関係で、アップ後1年前後を経過した日記の画像は削除している場合があります)
四国鉄道路線完全制覇(中編)
前回の続き。
今回は宿毛線を乗りつぶし、念願の四国の鉄道を全て制覇するまでを。


土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線を乗りつぶし、夕方に高知に到着。
次に乗車するのは特急南風13号宿毛行。
この列車で一気に未乗区間の中村−宿毛間を乗車。

16時38分、3両編成の南風13号が到着。
多くの乗客が下車し、乗車するのはわずか。
ここで14分停車し、乗務員も交代。
指定された1号車は前がグリーン席、仕切りを挟んで後ろが普通指定席が一緒になった車両で、
よく見ると車内は木目調を基調とした車内にリニューアルされていました。

発車間際になって駆け込む乗客が増えましたが、それでも車内はガラガラ。
私が座っている普通指定席は16席中埋まっているのは4席だけ、グリーン席に至っては2席だけ。

16時52分、南風13号は高知を発車。
2000系に乗って土讃線を利用するのは今回が初めて。
自動振り子機能を使ってスピードを上げて快走していましたが、
線路状態が悪いのかカーブに差し掛かると横揺れが激しい印象を受けました。
2000系と同じグループのN2000系うずしおではそんな事はないのに・・・と一瞬思いましたが、
高徳線は高速化工事が施されているので土讃線と違ってカーブでの高速走行でも
乗り心地は損なわれないことに今更気づきました。

それと駅に到着するたびに高校生が下車していく姿が目立ちました。
通学に有料特急を使うこと自体、都市部ではあまり考えられないことですが、
四国では当たり前の光景。
それに特急と普通では所要時間と居住性が格段に違うし。

17時59分、南風13号は窪川に到着。
ここから先は土佐くろしお鉄道になり、乗務員もここで交代。

18時5分に窪川を出発。
発車してすぐ、土佐くろしお鉄道乗務員による車内検札。
ここから中村までは1960年代に開業した路線ということもあり、線形はよくなり、
南風はスピードを上げて走行。
しかし天気は悪くなり、雨が降ってきました。

やがて列車は山間に設けられた川奥信号場に到着し、対抗列車の行き違いでしばらく停車。
ここから先はJR予土線と土佐くろしお鉄道中村線に分かれ、中村線はループ状のトンネルへ。
谷間に目をやるとループトンネルから出た中村線の線路を見ることができました。

対抗の特急列車とすれ違った後に川奥信号場を出発し、ループトンネルの中村線へ。
スピードを上げ、右にカーブしながらループ線を下り、トンネルを出るとそのままの勢いで中村線を走行。
高速走行の南風から景色を堪能したかったんですが、雨が激しく降ってきた上に、
外も暗くなってきました。

18時45分、宿毛線開業まで終着駅だった中村に到着。
20年前に訪れた時と雰囲気はそのままでしたが、改札付近は開放的な造りになっていました。
ここで乗客の多くが下車し、私がいる1号車は私だけに。
ホームは高校生で賑やかでしたが、乗車する様子はなし。
普通列車を待っているんだろうか?

ポリバケツを持った清掃作業員が乗車し、同時に車内の清掃を開始。
18時46分に南風は中村を発車。
いよいよ未乗区間の宿毛線へ。

宿毛線は1997年に開業した、トンネルが多く急カーブがない高規格路線。
南風は四万十川を渡ってからは120km/hのスピードで走行しましたが、
それ以上のスピードで走ってるのでは?と感じるほどでした。
大雨と薄暮で景色が楽しめなかったのが残念でしたが。


19時3分、南風は宿毛に到着。
この時点で四国の鉄道路線を全線走破することができました。
到着前は何かこみ上げてくるものがあるかな?と思いましたが、
実際は到着時点では「あ、着いた」でしたし、降りる時も宿毛駅のホームを踏みしめた・・・ではなく、
普通に降りました。
まあ日本国内の鉄道路線を全て制覇するのが最終目標なんで、いわゆる通過点なんでしょうね。
実現するかどうかは別として。


「四国鉄道路線完全制覇」としてはこれで終わりなんですが、
次回は帰宅の途に着くまでの出来事を。
後編に続く。
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