長距離走者のひとりごと

DCT−65190が鉄道趣味とマラソンと京都サンガ、そして日頃思った事を書き込んでいます。
(容量の関係で、アップ後1年前後を経過した日記の画像は削除している場合があります)
四国鉄道路線完全制覇(前編)
かなり遅くなりましたが、6月18日に四国で残っていた未乗線区を乗りつぶしてきました。
#正直言って「ブログをアップしたつもりで、実はアップしていなかった(下書き状態で放置)」だけですが(汗


高校入学と同時に全国の鉄道路線の乗りつぶしをはじめ、
四国に関して言えば1990年2月に、
JR四国
ことでん
屋島ケーブル(廃止)
八栗ケーブル


1992年3月に、
土佐電鉄
阿佐海岸鉄道
土佐くろしお鉄道(その後、ごめん・なはり線と宿毛線開業によりタイトル返上)


2007年9月に、
伊予鉄道

を制覇し、残るは
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(後免‐奈半利)
土佐くろしお鉄道宿毛線(中村‐宿毛)

の2路線だけに。
今回はこの路線を乗りつぶし、四国内の鉄道路線を制覇する旅に行ってきました。


三ノ宮から高速バスに乗車し、予定より早く11時20分頃に高知はりまや橋に到着。
はりまや橋を立ち寄った後、土佐電でJR高知駅に11時45分に到着。
高知駅(高知県)を最後に訪れたのは今から20年前。
あの頃は国鉄の雰囲気が残る地上駅で構内に車庫があり、
車両も国鉄型気動車やディーゼル機関車が幅を利かせていましたが、
4年前にスタイリッシュな高架駅になり車両も多くがJR化後に誕生した車両になり、
車庫も別の場所に移転していました。


1219高知(普通)1345奈半利

まずは土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線の乗りつぶし。
土佐くろしお鉄道の車両が来るのを期待していましたが、ホームに停車していたのはJR四国の1000形。
車番は1041で助士席側にはアンパンマンのキャラクター「チーズ」のステッカーが貼られていました。


12時19分に15人ほどを乗せて高知を発車。
後免まではJR四国の土讃線を走行。
土佐一宮を過ぎたあたりで高知運転所を通過しましたが、
配置されているのはJR化後に誕生した2000系と1000形、
そして国鉄末期に誕生したキハ32とキハ54のみ。
どの車両も白(または銀)のボディに水色のライン。

12時38分に後免に到着。ここから先は土佐くろしお鉄道となり、
乗務員もJR四国の運転士から、土佐くろしお鉄道の運転士と車掌に交代。
12時40分に20人ほど乗せて後免を発車。

発車してすぐに土讃線と分かれて真新しい高架区間を走り、
2分ほどして後免町駅に到着。
右手には土佐電気鉄道の後免駅が見えましたが、20年前と違って真新しくなり、
廃線後も残っていた安芸線の線路跡は撤去されていました。

高架とトンネルが続く風景が続きましたが、
あかおかを過ぎたあたりから右手に太平洋が目に飛び込んできました。
普段穏やかな瀬戸内海しか見たことがない私にとっては新鮮だったと同時に、
台風が近づいているとはいえ思ったほど波が荒かったのには驚かされました。

列車はしばらくは太平洋沿いを走り、再び内陸部へ。
どの駅も2両編成が停車できるほどの片側ホームの無人駅でしたが、
行き違い設備のある駅も。
JR四国などでよく見かける一線スルー構造で、駅に停車する普通列車はゆっくりと退避線に入って駅へ、
快速列車などの通過列車は猛スピードで通過線へ・・・という感じでした。

安芸市営球場がある球場前を通り、
ごめん・なはり線の中心駅である安芸に到着。
近くには車庫があり、町も栄え、そして利用客も多く一番活気付いている印象を受けました。

奈半利からの行き違い列車を待った後に安芸を出発。
それまで30分間隔だったのが1時間間隔の運行になり、乗客の数も7人だけで心なしか少なめ。
列車は山と海のわずかな平地を走る感じになり区間によっては地上を走るところも。
そして新規開業路線ではあまり見かけない踏切もありました。


安田の手前で高架区間になり、トンネルと鉄橋を抜けたあたりで終点の奈半利に到着。
室戸方面まで線路を延ばす予定でしたが、開業したのはこの奈半利まで。
ホームの末端で線路と高架が途切れ、その先には奈半利の町が広がっていました。

すぐには折り返さず、駅構内を撮影してから下車。
1階は駅前広場で駅は3階にある構造。
駅前広場には奈半利駅のマスコット「なはりこちゃん」が立っていました。


1501奈半利(快速)1622高知

駅周辺を散策してからマルナカ奈半利店と物産店で購入したパンを駅前のベンチで食べ、
そして折り返しの列車が到着する時間を見計らって奈半利駅へ。

さっきはJR四国の車両だったけど、今度はどんな列車が来るんだろうか?
と期待しながら待っていると、やってきたのは阪神タイガースのラッピング車。
外観はもちろん内装もチームカラーの黒と黄のタテジマや球団マークが施され、
車内には選手の写真を飾るなど、かなりコテコテでした。
それよりも驚いたのは車内の転換クロスシート。
背もたれがかなり高く、前方が見えないほどでした。

定刻に奈半利を出発。
安芸まではガラガラでしたが、そこから先は立席が出るほどではありませんでしたが、
混雑が目立ち始めました。
しかし空はどんよりと曇り始め、太平洋の波も徐々に高くなってきた気が。
台風が近づいてるけど、無事に宿毛にたどり着けるだろうか?

途中で睡魔に襲われ、気がつけば列車は後免に到着。
ここから先はJR四国の区間。同時に車内はガラガラに。
この状態で終点の高知に到着かな?と思いましたが、駅に到着するたびに多くの高校生が乗車。
瞬く間に車内は大混雑になり、騒々しくなりました。

列車は高知に到着。
ホームは学生であふれ、反対側に止まっていた土佐山田行は3両編成にも関わらず混雑していました。



ごめん・なはり線を乗車した感想でしたが、かつて土佐電鉄が安芸まで路線を延ばしていたこと、
海岸沿いに町が形成されているとはいえ利用客はそれなりにあるかな?と思いました。
本数も1時間あたり1・2本と地方路線にしては利用しやすい本数、
そして鉄建公団が建設した高規格路線で乗り心地がよく、太平洋の景色も素晴らしかったです。
ただ安芸から先は利用客は半減したので、室戸を経由して甲浦で阿佐海岸鉄道と直結は・・・無理でしょうね。

しかし一番印象に残ったのは、イメージキャラクターにやなせたかし氏のキャラクターが採用されていたこと。
駅名標などに描かれているキャラクターを見るだけでも楽しく思いました。
実際に売店で売っていたピンバッジやぬいぐるみを購入しそうになったし(苦笑


次回は宿毛線。
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